街の美術館の小さな針山
2013年 08月 03日
19世紀初頭に作られた円筒形の藁細工の箱。
蓋はビロードでできた針山になっている。
当時は鮮やかな色だったのだろうな。
こういう小物がこうやって丁寧に大切にとってあるって
とっても素敵なことだな。
この Hôtel Lallement ラルマン邸は、1490年から約30年かけて建設され
20世紀半ばからは、「装飾芸術美術館」として公開されている。
近くにあるからいつでも来られるわと思いながら
あっという間に時間が経ってしまうもので
街にくると傍ををよく通るのに、6月末から入り口が移動していることにも気づかなかった!
以前、ゆっくりと中を見たときは
ガイドファイルを借りて、ゆっくりと廻ったけれど
この日は、街への用事の帰りに思い立って入ったら、すぐお昼休憩で閉まるというので
ちょっとだけ思い出す程度にうろうろした。
自分で刺繍をするようになったからか
タピスリーの細部にも目がいく。
隣り合う色の相性、様々な形の組み合わせ・・・
oratoire オラトワール と呼ばれる個人の邸宅内の小さなチャペルのステンドグラス
そして天井の彫刻は、いつ見ても見事だな。
ひとつひとつに意味があるのだろうな。
自分でドアを開けて入る部屋もある。
中にどんな世界が広がっていたんだっけ・・・ちょっと開けるときに緊張した。
大事な展示物が日焼けしないように、窓が閉まっている部屋が多い。
来年の4月末まで、寄木細工の小物や家具などの展示会がこじんまりと行われていて
上述の針山の蓋の小箱の筒の部分も、このノアの箱舟のオブジェも藁を細工して作られている。
ラルマン邸の庭から見える街の小さな通りと青い空
この日も、暑かった。
今朝は
夜中に雷雨があってその名残の雲たちが空で遊んでいる。
かっちゃんが振り向く方向には
いつ見ても堂々と大きいプラタナス並木
紙石鹸のような花びらを持つ香りバラもまた咲き始めた。
夏のオレンジの花ノウゼンカズラは、今が盛り。
午後から空は青く広がり
川沿いのプラタナスの木々も川面にくっきりと影を落とす。
今日の季節のクラフティは
去年冷凍しておいたミラベルと今年最後のカシス入り。
季節が少しずつ動いて、クラフティの味も少しずつ変化するね。
「秋になるのは、まだもう少し先ですが8月になったら、すでにちょっと芸術家気分!
本日の一枚は・・・
ズッキーニのパソコンと紫にんにくのマウス~♪」 ^^
by echaloter
| 2013-08-03 23:46
| 日常の特別