アンカーの糸で Les cerises ③
2012年 09月 06日
アンカーの糸が使いたくて始めた ROYAL PARIS のキット、Les cerises さくらんぼ。
クロスステッチの部分にバックステッチで縁取りをして、さらに立体的なさくらんぼになった・・・かな。
タッセル pompon ポンポン は、sakikaさんが薄紙を使うと長さを上手に切りそろえることができると紹介してくれていたので、そのとおりにやってみたら、上手にできた・・・
でしょ?!^^
そして周りを、Point de gribiche ボタンホールステッチでかがり
栞ができあがった。
キットの説明どおり、最後まで横道にそれずにきちんと!指示通りに終えられた。
しかし!裏話、裏の話があるのです。
裏もきれいに見えるように、なんとか糸の始末を上手にし終えたつもりだけど、それでもこのままにしておくのは、ちょっと残念な気がする。説明書には裏のことは何も書かれていない。
そこで!使われていた糸の中で、気に入った色を使って手元にあったアイーダの生地に
Le temps des cerises ル・タン・デ・スリーズ さくらんぼの季節 と入れてみようと思った。ところが、スペースが小さすぎたので、Le temps des ... /... と入れることにした。
... /... これは、「裏に続く」「裏も見てください」という意味の印だ。
Le temps des ... /... ・・・と、裏を見ると真っ赤なさくらんぼがたわわに実っている!という裏から表へのお話になったのでした。
ちょっと空色の糸の文字がはっきりしないので
ボルドーの色で、淵の模様の内側にバックステッチを入れてみたら
少しだけ文字がはっきりしたような気がした。
それから、この布をボタンホールステッチで縫いつけようとしたのだけど、
アイーダの布は厚みがあって、なかなか難しい。
どうやって縫い付けるか。
あるいは、他の薄手の生地にもう一度刺繍しなおすか・・・
しばらく
ほおっておくことにした。^^
かくして、「さくらんぼ」または、〝さくらんぼの季節〟は、第一部完成の巻きである。
ROYAL PARISのこのキットには、説明書にも書いてあったが、
万が一間違えをしたとしてもちゃんと完成できるように必要な量より20%多い糸が入っている。とても親切で、嬉しくなった。
すぐに自分流にアレンジしてしまいたくなる癖があるので、素直に指示に従うのが難しいのではあるが!時々こうやってキットを利用して、糸のことや布のことなどいろいろ知りたいなと思い始めたのは、さくらんぼの季節からは遠く離れた秋の初めのある夜であった。
by echaloter
| 2012-09-06 08:04
| 日常の特別